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[SS]番外編:-.ready?--描写のトレーニング [story]

たまにはびっしり描写してみようということでやってみましたが、難しい。。。
いかに今まで自分が感覚に無頓着になっていたのかがわかりますね。。。
もうちょっと感覚を感じながら、生きていかなきゃもったいないっすね。

題材は、蒼明学園版のready?です。

書き込んでみたらばこうなる、という感じです。
うぬぬ、今のあたしの限界(笑)



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-. ready?

彼女は左手に持った紅色の扇を軽く閉じ、蘇芳色の帯に指すと
手首を返した。細い赤い皮のバンドに少し違和感を覚えつつ、
銀色に縁取りされた小さな文字盤を確認する。
針は19時少し前を指していた。

濃紺の地に薄紫の大きな花模様が舞う浴衣は、この日のために
つくったものだ。生地は多少荒っぽく振舞っても問題ないように、
丈夫なものを選び、撥水加工を施してある。もちろん、帯も同じだ。

この丘の上は気温が少し下がるだろうと、左腕には淡い桃色のストールを
かけていた。グラデーションの中にかすかに光るラメ。この生地も見た目より
丈夫だが、手触りはシルクと変わらない。彼女のお気に入りの一品だ。

大樹にもたれた首や背中から、ひんやりとした空気が伝わってくる。
襟を軽く押さえ整えると、左腕にかけていたストールを勢いよくひらいた。
腕を小刻みに動かし、手のひらの中にいくらかたくし込んでから羽織ると、
ラメの入ったストールが淡い月光に輝きかすかな光を帯びた。
すばやく首を隠すようにストールを開き、帯に気をつけながら右手で背中を整えると、
端を持ち胸の前で軽く結わえた。
ストールの端についているフリンジのふわりとした、だが、滑らかな手触りを
楽しむと思わず唇の端から笑みがこぼれた。

口紅をひいていない唇はつややかなピンク色。ほほは少し紅潮し、色白の肌を
染めている。
首を左に傾けると、短い前髪をかき上げ、ふぅと一息つき、つまさきで地面を突こうと
して下を向き、慌てて止める。
今日は和装だ。履いているものに、つま先は無い。
もちろん、サンダルも特注だ。柄の部分は帯と同様蘇芳色の落ち着いた絵柄だが、
浴衣と同じ生地で作った花がクリップで留めてある。

もう一度、軽く息をつくと、左手で茶色のバッグの口をあけた。持ち手が少し太めの竹で
できているが、本体は籐で編まれている。財布やハンカチを入れても文庫本が入る余裕が
ある、という理由で選んだバッグだった。片手で赤紫の紐を解くと帯と共布の内布を開き、
帯から取り出した扇子をしまおうとして、ふと手を止めた。
そのまま、紐を縛りバッグを持ち直すと扇子を懐にしっかりと入れた。
この扇も、今日のために誂えたものだった。

扇の骨は見た目で重厚さを出せるように黒く磨かれ鈍く光るようになっているが、鉄ではないようだ。扇面は紅。閉じて叩くだけでなく、開いて投げることでも相手にケガを負わせることが可能だ。詳しいことは彼女も良く知らないが、日本科学の最先端を行く生徒会会計が、彼女のために徹夜で威力を落とさずに軽量化を図ったものだと風のうわさで知った。甲斐あって、この扇子は高校生の愛美が片手で扱える重さとなっていた。


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1,090文字です。

原稿用紙3枚にはしてみようとしていたのですが、今はこれが限界。
あと、このタイミングで愛美が持っているものが変わってますが、まぁ、ご愛嬌ということで。

today's BGM -- Tears (ZABADAK)
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